消えぬ願い

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沖縄県にたくさんある米軍基地。
今、その米軍基地が普天間から辺野古という、美しい海の上に海上ヘリポートを作ろうとしています。
その海には、ジュゴンという、絶滅危惧種の生物が住んでいます。

詳しい事は省きますが（出来るだけご自分で調べてください。）、その辺野古の砂浜にアメリカ領土と日本領土の間には、有刺鉄線の境界線があります。

この、境界線である、有刺鉄線に、全国からたくさんの祈りを込めた意思表示の、布、リボン、ハンカチなどが結び付けられています。

Coccoさんのイベントで、ファンの方々にそのリボン（布）にメッセージを書いて、Coccoさん自身が金網に結び付けましたが、何者かによって、焼き払われてしまいました。
それが、初めてのことではない、というのは、もしかしたら余りしられてない事実かもしれません。
しかし、何度焼かれても、人々の願いは消えない。想いまでは燃え尽きないという意思表示で、私は個人でリボン集めの活動を開始しました。

今回の布は、近所にある布屋さんで買った、ただのはぎれです。
その布を、私は「ピースリボン」と呼ぶ事にしました。
リボンと呼ぶにしてはただの布切れですが、そのただの布切れに想いを書いてもらって、「ピースリボン」にして、出来るだけたくさん集めて、沖縄のその有刺鉄線に結び付けたいと想います。

このリボンは、沖縄のため、ジュゴンのため、基地問題の何かのため、平和の為、人それぞれ違うとおもいます。もしくは、Coccoさんのため、と想う方もいらっしゃるかもしれません。
今後、そういった事を私自身も学び、感じた事、思った事を述べていこうと想います。

布に書くメッセージは何でも結構ですし、一人何度でも、何枚でも結構です。
個人に対する中傷や批判以外でしたら、お好きに書いてもらいたいです。
願いや想い、祈りなどは、全て「平和だから願えて、平和だからかなえられる」のです。
何に対して書けばいいのか、誰に対して書けばいいのか。
それは、布を前にしたときに沸いてきた気持ちを書いてください。

一人では一枚の布しかできません。
皆さんの想いを集めて、「希望を諦めてはいない。」という意思表示をして欲しいです。

きっと、現地で座り込みをされている方も、心が折れそうになったときの励ましになると想います。

「出来る事はなんだろうか・・・」
私は、Coccoさんのドキュメンタリー映画「大丈夫であるように」を観る前から、それが見つかりませんでした。
しかし、あるきっかけから、燃やされてしまっても想いは燃え尽きないという「意思表示」をしたいと想い、行動する事にしました。

私の活動の皮切りとなった、京都シネマさん。短い間ですが、リボン集めに協力していただけた事を心から感謝し、
また、布に想いを書いて「ピースリボン」にしてくださった方々に対し、誠意のある行動をしようとおもっております。


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